過日の事業仕分けの報告(1)
湯の川海水浴場運営費 (42百万円)
判定:見直し(廃止を含む)

昨年の事業レビューでも審議された案件。危険防止のためにネットを張った(日本で唯一)の海水浴場(規模7,000㎡)。市民の自然な海水浴への希望に応える施設というが、なにしろ運営コストが巨額だ。ネットの設置・管理費だけで36百万円、運営費は6百万円で総計42百万円。これ夏季40日間程度の開設。利用者32千人というが、ひとりあたりコストはなんと1,300円にもなる。
そもそも潮の流れの速い海峡側に海水浴場を設置したことが、ネット式にせざるをえなかった理由。内海である港側には入舟の海水浴場(規模は湯の川の半分)しかない。
しかし、地理的条件から自前の海水浴場をもてない自治体も多い中、これほどの経費を毎年掛けて「人工」海水浴場を維持する必要があるのかが議論になった。数年後にはネットの買い替えも必要(3,000万円以上)ともいう。

かつて、東浜桟橋からポンポン船で七飯浜海水浴場に通った経験のある私は、現在七重浜はどうなっているか質問。まだ営業しているという。規模は12,000㎡、利用者は10千人程度というから、湯の川にくらべれば断然余裕。しかも現在でも函館市民の利用を見越して僅かながら運営費の一部(50万円)を函館市が負担もしているという。
課題はアクセス。JR七重浜駅からやや遠く、車でしかアクセスできないという。しかも駐車場台数20はいささか貧弱。
北斗市に申し入れて、七重浜海水浴場の施設整備を函館も負担し、かつバスなどの利便性を高めるという考えはないのか、と質問したがそういう検討はしていないという。
北斗市民だって市立函館病院を利用するわけだから、その逆があっても構わないのではないか。危険な場所であえて人工の施設を運営することは、この財政難の折り、いったんリセットして、こういう公共的な施設は広域で使うことを検討すべきではなかろうか。ちなみに福島町にも昨年大規模な海水浴場ができたという。市内に自然海水浴場にいつまでもこだわるのはどうか。


by ansund-59
現代版の函館真景